熱中症とは
炎天下で強い日差しを浴びて起こるのが「日射病」です。温度の高い所に長時間いるときに起こるのが「熱射病」です。二つをあわせて熱中症といいます。どちらも、高温のため体が異常を起こして体温調節の機能がおかしくなって、体温が高くなり、体内の水分バランスがくずれて脱水症を起こります。さらにひどくなると意識がなくなったり、けいれんが起こることもあります。
とくに、赤ちゃんは体温調節機能が未熟なうえに汗っかきなので細心の注意が必要です。
熱中症の予防
・ 車の中は、ほんのわずかな時間でも急激に温度が上がります。気温が25℃前後になると車の中はなんと50℃近くになります。車の中に赤ちゃんを置き去りにしないでください。皆さんもご存知のように毎年赤ちゃんの死亡事故が起きています。
・ 日差しの強い午前10時から午後2時のおでかけは避けて、午前中や夕方の涼しい時間を選んでください。紫外線対策も一緒に忘れないでください。
・ 脱水症を予防のためには、こまめに水分補給をしてください。飲ませる水分は母乳やミルクをはじめ、湯冷まし、麦茶が適していますが、たくさん汗をかいた時は赤ちゃん用のイオン飲料がおすすめです。
・ 夏のレジャーには細心の注意が必要です。海の場合、日陰で涼しい場所にいたとしても、時間が長くなれば熱中症の心配があります。テーマパークなどの遊びでも、長時間赤ちゃんを連れ回さないようにしましょう。
熱中症の症状
・ 触ると体や顔が熱く、色は赤くなっている。
・ 顔色が悪く、青ざめている。
・ 呼吸が速くて苦しそう。
・ あまり泣きもしないで、ぐったりしている。
こんな時は、早めのケアが必要です。
・ まず、急いで風通しのよい場所や涼しい部屋に移します。
・ 赤ちゃんの体にこもった熱を冷ますために衣服を脱がせます。寝かせる時は、頭を低く、足を高くするのがポイントです。
・ 冷たいタオルや冷却シートで頭や額だけでなく、わきの下や足のつけねを冷やします。わきの下など太い血管が通っている所を冷やすと血液の温度が下がり体温も下がるので効果的です。
・ 水分をほしがるだけ飲ませてください。水や麦茶よりも赤ちゃん用のイオン飲料を飲ませましょう。10℃前後の冷たい飲み物の方が体に速く吸収されます。
こんな時は緊急事態!直ちに救急車を呼んでください。
・ 名前を呼んでも反応がない。
・ 呼吸が弱くなった、あるいは呼吸がなくなった。
・ けいれんを起こした。
主任